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2010.10.11 フッ素は1種類じゃなかった!2つのフッ素の違いって何?
今回は「2種類のフッ素の特長と効果」についてじっくり解説しよう。
2種類のフッ素 その優れた効果が知りたい!
それぞれ活躍する場所が違った!2つのフッ素のはたらきの違いとは?
「フッ素」とひと口にいっても、実は2種類存在することを知っていますか?「そういえば聞いたことがある」という人も、それぞれのフッ素がどのようなはたらきをするのか、詳しく知っている人は少ないのでは?そこで今回は、知ったらきっと使いたくなる2種類のフッ素の特長とはたらきについてご説明しましょう。
フッ素は歯のエナメル質表層付近の領域(表面からの深さ0~約300μm)ではたらきます。2種類のフッ素の名前は、「フッ化ナトリウム(NaF)」と「モノフルオリン酸ナトリウム(MFP)」。NaFは歯の成分であるカルシウムと結合しやすく、浅いところ(0~約50μm)で歯が酸に溶かされるのを防ぎます。逆にMFPは深いところ(約50~300μm)まで浸透して、同じ効果を発揮します。
健康な歯も、初期むし歯も2つのフッ素で歯をケア
以上を踏まえると、2つのフッ素の効果の違いが、2段階の歯をむし歯から守れることがわかります。過去にむし歯治療を受けた歯や、初期むし歯には、MFPは深いところ(約50~300μm)で作用するMFPが、現在はむし歯ではない健康な状態で、今後もきっちり予防していきたい歯には、浅いところ(0~約50μm)からコートしてくれるNaFが作用。つまりは全ての歯に対して、むし歯を予防し、進行を食い止めることができるのです。300ppm以上のフッ素濃度を2分間保つためには、900ppm前後配合されている歯磨剤では1g以上の量が必要になります。これは、2cmの大きさの歯ブラシでは約2/3の量になります。むし歯になりやすい奥歯から磨き始めるのもフッ素を生かすコツです。CaF₂や歯垢の中のフッ素はすすぎすぎると流れてしまいます。すすぎは少なめにするとよいでしょう。歯周病の予防や治療の目的で長くブラッシングする方は、最後の2分間だけ歯磨剤を使うことをお勧めします。
まとめ
2種類のフッ素が、歯の深いところ(約50~300μm)、浅いところ(0~約50μm)と、それぞれの持ち場をしっかり守り、私たちの歯をむし歯から守ってくれるんですね。次回は、「正しい歯の磨き方」について学びましょう。
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