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2010.10.11  こんな薬の飲み方していませんか?

薬の飲み方を間違えると、効きすぎたり効かなかったりするだけでなく、副作用をひき起こすこともあります。薬によって気をつけるポイントは異なりますので、歯科医師の指示にしたがって服用しましょう。

牛乳で飲めば栄養もとれて一石二鳥!

牛乳は胃酸を中和するため、腸で溶けるよう工夫されている薬(抗菌剤など)が胃で溶けてしまい、十分な効果が得られないことがあります。また、牛乳のカルシウムやたんぱく質が薬の成分と結合して、体内で薬の効果が発揮できなくなることがあります。

早く効きそうなので噛みくだいて飲む

多くの錠剤はコーティングされています。苦味やにおいを抑えて飲みやすくするため、胃で溶けずに腸で溶けるようにするため、成分が少しずつ溶け出して効果を長く保つため、などの理由からです。噛みくだいたり、カプセルをはずして飲んだりすると、十分な効果が得られないことがあります。

仕事の合間に水なしで飲む

水なしで薬を飲むと、のどや食道の粘膜にひっかかってしまうことがあります。そうなると粘膜に炎症が起きたり、薬が効きはじめるのが遅くなったりすることもあります。薬をお口から胃へとスムーズに運び、吸収をよくするために、コップ1杯ほどの水で服用しましょう。

飲み忘れたので2回分まとめて飲む

体内の薬の量が2倍になり、副作用をひき起こすことがあります。次の服用まで必ず一定の時間をあけて服用しましょう。13回服用する薬なら4時間、12回の薬なら6時間、11回の薬なら8時間以上あけて服用しましょう。

晩酌のあとに薬を飲む

アルコールと飲み合わせの悪い薬はたくさんあります。薬を服用しているときは、その前後にお酒を飲まないようにしましょう。薬によっては、アルコールの影響で効き目が強くなり、吐き気や頭痛、さらに中毒症状や呼吸困難などをひき起こすことがあります。

リラックスできるので寝そべって飲む

寝そべったまま薬を飲むと、薬が胃まで届かないことがあります。食道にひっかかった薬が炎症を起こすことがあるので、薬を飲むときは上半身を起こしましょう。また、飲んですぐ横になると薬が逆流す

ることもあるので、薬を飲んだあとはしばらく起き上がった姿勢でいるとよいでしょう。

効いていない気がするので倍の量の薬を飲む

薬は、効き目が最大限に、副作用が最小限になるようにできています。薬の効き目は、症状の重さや体調にもよります。多めに飲むと副作用のリスクは高まるものの、効き目が倍になるとは限りません。自己判断で薬の量を増減しないようにしましょう。

症状がおさまってきたので薬をやめる

処方された薬の服用を中止すると、症状がぶり返すことがあります。たとえば抗菌剤のように、一定期間きちんと飲まないと、効果が期待できないばかりか深刻な副作用が起こるおそれのある薬もあります。処方されたときの指示にしたがって服用しましょう。やめたいときは必ず歯科医師にご相談ください。

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2010.10.11  歯科専用キシリトールガム

コンビニでもドラッグストアでも、ガム売り場でよく目にする「キシリトール」の文字。キシリトールが入っているガムは歯にいいらしいけど、キシリトールってなに?なぜ歯にいいの?

キシリトールって、なに?

むし歯の原因にならない甘味料として広く知られているキシリトール。その原料は何なのでしょうか。「キシリトールはシラカバなどの木から作られる炭水化物の一種で、天然素材の甘味料です。微量ながらイチゴやカリフラワーにも入っているんですよ。」意外と身近なものなんですね。

 

Qむし歯予防に昔から使われていたのですか?

「日本では97年に食品添加物として認可されて以降、ガムなどに使われていますが、じつはそれ以前にも医科では輸液の材料に活用されていました。また、砂糖と同じくらいの甘さがあるのに低カロリーなのと、口に入れたときの甘さは一瞬で、後味は少し清涼感があるのもキシリトールの特徴です。」

 

なぜ歯にいいの?

Q歯科専用キシリトールガムは甘味料にキシリトールだけを使っているのでこのガムを噛むとむし歯菌が減るのですか?

「むし歯を作るミュータンス菌は、糖分を栄養にしてプラークを作り、そのなかで酸を作り出します。放っておくとその酸が歯に穴をあけ、むし歯になります。キシリトールはミュータンス菌の栄養になりませんが、ミュータンス菌は砂糖と

間違えて取り込みます。ミュータンス菌はキシリトールが栄養にならないとわかると吐き出しますが、また取り込みます。取り込む、吐き出す、を繰り返すうちに、ミュータンス菌はプラークや酸を作り出す元気がなくなって弱ってきます。

だから、お口のなかに入るキシリトールの量が多いほど、ミュータンス菌が取り込む確率が高まるのです。悪さをする菌が減れば、むし歯のリスクも低くなります」*キシリトールでお口のなかの環境が変化するということで、続けると効果がありそうです。

 

キシリトールを効果的に摂る!

Qガムはできるだけ長く噛み続ければいいのでしょうか?

515分程度で十分です。無理して長時間噛み続けることはありません。 それよりも1日に噛む回数を増やしたほうが効果的です。タイミングとしてはミュータンス菌が活発な食後が一番よいでしょう。」

 

Q噛む量は1回に1粒でいいんですか?

「歯科専用の100%キシリトールガムであれば11粒で十分です。 食べ過ぎるとおなかがゆるくなることがありますが、個人差はあるものの、数十粒を一気に噛むなどしない限り大丈夫でしょう。研究では、133ヶ月間このガムを噛むと、悪さをする菌を減らせることがわかりました。」

 

Q継続することが大事ですが、職場でガムを噛めないかたも多いのでは・・・・・?

 

タブレットも効果的

「そんなかたはタブレットをお試しください。ガムが苦手なかたやお子さんにもオススメです。こちらも甘味料はキシリトール100%。かさばらないラミチャックタイプなので携帯にも便利です。また、お子さんには、毎日寝る前の歯みがきのあと、ごほうびにタブレットを食べさせたりすると、朝起きて口のなかがべたつくことはないようです。」

*歯みがきを頑張れる、ごほうびももらえる、さらにむし歯予防も、とお子さんには 一石三鳥ですね!

 

 

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2010.10.11  フッ素は1種類じゃなかった!2つのフッ素の違いって何?

今回は「2種類のフッ素の特長と効果」についてじっくり解説しよう。

2種類のフッ素  その優れた効果が知りたい!

それぞれ活躍する場所が違った!2つのフッ素のはたらきの違いとは?
「フッ素」とひと口にいっても、実は2種類存在することを知っていますか?「そういえば聞いたことがある」という人も、それぞれのフッ素がどのようなはたらきをするのか、詳しく知っている人は少ないのでは?そこで今回は、知ったらきっと使いたくなる2種類のフッ素の特長とはたらきについてご説明しましょう。

フッ素は歯のエナメル質表層付近の領域(表面からの深さ0~約300μm)ではたらきます。2種類のフッ素の名前は、「フッ化ナトリウム(NaF)」と「モノフルオリン酸ナトリウム(MFP)」。NaFは歯の成分であるカルシウムと結合しやすく、浅いところ(0~約50μm)で歯が酸に溶かされるのを防ぎます。逆にMFPは深いところ(約50~300μm)まで浸透して、同じ効果を発揮します。

健康な歯も、初期むし歯も2つのフッ素で歯をケア

以上を踏まえると、2つのフッ素の効果の違いが、2段階の歯をむし歯から守れることがわかります。過去にむし歯治療を受けた歯や、初期むし歯には、MFPは深いところ(約50~300μm)で作用するMFPが、現在はむし歯ではない健康な状態で、今後もきっちり予防していきたい歯には、浅いところ(0~約50μm)からコートしてくれるNaFが作用。つまりは全ての歯に対して、むし歯を予防し、進行を食い止めることができるのです。300ppm以上のフッ素濃度を2分間保つためには、900ppm前後配合されている歯磨剤では1g以上の量が必要になります。これは、2cmの大きさの歯ブラシでは約2/3の量になります。むし歯になりやすい奥歯から磨き始めるのもフッ素を生かすコツです。CaF₂や歯垢の中のフッ素はすすぎすぎると流れてしまいます。すすぎは少なめにするとよいでしょう。歯周病の予防や治療の目的で長くブラッシングする方は、最後の2分間だけ歯磨剤を使うことをお勧めします。


まとめ
2種類のフッ素が、歯の深いところ(約50~300μm)、浅いところ(0~約50μm)と、それぞれの持ち場をしっかり守り、私たちの歯をむし歯から守ってくれるんですね。次回は、「正しい歯の磨き方」について学びましょう。

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2010.10.11  永久歯について

12歳ころには12歳臼歯と呼ばれる永久歯が顔を出し、親知らずを除く28本の  永久歯が生えそろいます。
この時期に永久歯のむし歯を把握して、早めの対策を立てることが重要であることから、「12歳」が子どもの永久歯むし歯を評価する国際的な標的年齢になっています。それでは、その12歳の歯についてのデータを見ていきましょう。

2005年のむし歯数は約2本、現在は1.5本にまで減っています。これには治療済みの歯も入りますので、日本の現代の12歳のお口は、1~2本に詰め物がしてあるだけで、ほかはむし歯経験のない健全な永久歯だということです。

むし歯が減った理由としては、歯科検診や歯科医院での指導と予防処置、砂糖摂取量の  減少のほかに、フッ素入り歯みがき剤をはじめとしたフッ素利用の普及を見逃すことができません。フッ素塗布を受けた子どもの割合の変化を見ても、1969年より大幅に増加しています。ただ、この調査からは、フッ素塗布を継続的に受けているかどうかは不明です。

1回塗っておしまいではなく、定期的に続けましょう。永久歯のためには中学3年生くらいまでは継続したいものです。 さて、12歳の永久歯むし歯の国際比較ですが、日本は先進国のなかではむし歯の多い国に 入ります。調査年度が異なるため比較が難しいですが、むし歯の少ない国は、水道水にフッ素を添加したりしてフッ素利用に積極的な国であるといえます。また、日本のなかでも都道府県で格差がみられます。とくに以前から学校などでのフッ素洗口が普及している新潟県では12歳児の永久歯むし歯がもっとも少なくなっています。

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